あなたがある工場の中央制御室にいるところを想像してください。様々なパネルと制御ダイヤルがあります。そして一定の値が表示されていて順調に稼働しています。
スタッフに「制御は適当にしているんですか?」と質問したらそのスタッフはなんと答えるでしょうか? 😠
さて「科学とキリスト教 ― 四つの見方」(英語)という本は,宇宙の力や要素のバランスがいかに微妙なものかを理解する助けとして
想像上の「全宇宙の制御室」に研究者が来た様子を思い描くよう勧めています。
その研究者は,どんな値にも設定できるダイヤルがずらりと並んでいるのを目にします。
生命が存在できるには,各ダイヤルが厳密な値に調節されていなければなりません。
ダイヤルごとに,重力,電磁力,中性子と陽子の質量比,というように設定するものが決まっています。研究者はダイヤルを見ていって,それらが別の値に設定される可能性もあったことが分かります。
また,注意深く計算してみると,一つのダイヤルを少し回すだけでも宇宙の構造が変化して生命が存在しなくなってしまう,ということも判明します。
幸い,どのダイヤルも,宇宙が存続し居住可能であるための正しい値に厳密に設定されています。
ダイヤルがどのようにして現在の値に設定されたかについて,この研究者はどう考えるでしょうか。
天文学者のジョージ・グリーンスタインはこう言っています。「すべての証拠を調べると,何らかの超自然の力 ― というよりもむしろ力を持つ者 ― が関係しているに違いないという考えが執ようにわいてくる。我々は突然に,意図せずに,至上者の存在を示す科学的証拠を発見するということがあり得るだろうか」。