エアコンのフィルター掃除はつい忘れがちですね。今では自動でフィルター掃除するものが出回っています。我が家のは旧来の物ですのでその効果の程はわかりません。
さて今日は目詰まりしない土の話です。
熊本大学 工学部教授の中島 重旗氏はかつてこのように意見されている。
https://ci.nii.ac.jp/author/DA00866129
(火山の)土壌はどうして目詰まりしないのか?
ヨナ(火山灰)で濁った雨水が浸透するとき濁りや有害物質は表土に吸着される。このためすぐに土壌の空隙は目詰まりして浸透水量は激減される。
ところが雨水が止み、二~三日すると植物の根が活発に活動を始める。やがて根の作用などで土は団粒化して隙間ができ、根に必要な酸素や炭酸ガスが侵入して植物は生き生きする。
この根の周囲に様々な微生物、脱窒菌、メタン菌その他、放射菌が増えて土をさらに団粒化するので土壌は目詰まりを起こさない。またこれらの菌は有害物質の分解にも役立っているようだそのメカニズムはまだ不明の点は多いが、自然環境のシステムの素晴らしさに感心させられる。と仰ってます。
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確かに、この「産出的な地」,すなわち地球の土壌も大いに意義深いものです。その作りには明らかに知恵が働いています。
土は植物の生育に欠くことのできない性質を備えています。
植物は,土の中の栄養分や水を空気中の炭酸ガスと結合させ,光の助けを得て食物を造り出します。 土壌は人間と動物の生命を支えるために必要な化学元素を含んでいます。しかし,まず草や木がそれら諸元素を,動物や人間の体が同化できるかたちに変えなければなりません。
この面で協力しているのは微生物たちです。しかも,ほんのスプーン一杯の土の中にさえ幾百万という微生物が見いだされるのです。それらはそれぞれ数えきれないほどに異なった設計になっており,その各々が枯れ葉や枯れ草,その他の廃物を,利用できるかたちに還元し,あるいは土壌を解きほぐして空気や水が入りやすくしています。
ある種のバクテリアは,窒素を,植物が生育のために必要とする化合物に変えています。
ミミズや昆虫が終始穴を掘っては下層土の粒を表面に押し上げるにつれ,表土はしだいに改良されてゆきます。
誤用その他の要素のためにある土地の土壌が損なわれてしまうことがあります。しかし,その損傷を恒久的なものにしてしまう必要はありません。
土には驚くほどの復元力が内蔵されています。このことは,火災や火山の噴火が土地を荒廃させたところで観察されます。やがて,そのような地域にも再び草木が繁茂するようになります。そして,汚染が抑制されるようになると,土壌は復元し,不毛の荒れ地となっていたところさえ元のようになります。